日本人のわきが発症割合
日本人は、脇の臭いに悩んでいる人が多くいると言われています。
しかし、実際にわきがに罹患している人は、人口の1割程度と報告されています。
欧米の場合、約8割いるとされており、日本人は世界的にみてもわきがになりにくいと考えられています。
ただ日本人は、比較的に敏感な性格を持っています。
そのため、わきがでないのに臭いが気になり、自己判断でわきがと思い込んでいるケースが多いのです。
一方で欧米人は、臭いを気にする人が少ないとされ、わきが数は実際は多い可能性があります。
わきがかどうかチェック
臭いに少しでも不安がある場合には、簡単なチェックを行いましょう。
まず親族にわきがの方がいるかどうかです。
わきがの場合、遺伝が深く関係しています。
両親だけでなく、祖父母や叔父、叔母などがわきがであれば、その体質が遺伝されている可能性があります。
次に耳垢をチェックしてください。
耳にもアポクリン腺が存在しています。
そのため耳垢が湿っている場合、わきがになっている恐れがあります。
またシャツなどでもチェックすることができます。
一日中着たシャツの脇の部分に黄色の汗ジミができている場合もわきがを疑いましょう。
ただ制汗剤などの影響でシミになっている可能性もあるため注意してください。
他のチェック項目として、ワキ毛の濃さや食事があります。
ワキ毛が多いと、細菌が繁殖しやすいと言われています。
そのためアポクリン腺から出た汗がワキ毛に付着し、強い臭いを発生させてしまいます。
また食事面も影響を及ぼします。
高カロリー食を摂取するとアポクリン腺を発達させると考えられています。
その結果わきがに繋がるため要注意です。
これらのチェック項目に当てはまるからと言って、一概にわきがとは言い切れません。
確実な診断を望むのであれば、病院を受診するようにしましょう。
自己臭恐怖症の心配も
他人は全く臭いを感じていないにも関わらず、自分の臭いが気になってしまう場合があります。
自己臭恐怖症とも言われ、精神的な影響が強いと言われています。
その場合には、精神科などを受診し、適切な治療を受けることが重要になってきます。
少しでも臭いに対し心配な人は、早めに病院を受診しましょう。
わきがは治療できます
わきがは、手術やレーザー、注射などによって治療が可能です。
そのため少しでも心配になっている人は、一度検査を受けるようにしましょう。
わきがの状態によっては、制汗剤などの日常のケアで改善することもあります。
また仕事などに影響を与えない治療法もあるため、医師と相談しながら最適な治療を選択してください。