先天性と後天性両方ある

ワキガの原因を見てみると、先天的なものと後天的なものの両方あります。
つまり家族や親族にワキガの人がたとえいなかったとしても、自分が後天的な環境のせいでワキガを発症してしまう可能性があるわけです。
遺伝的に大丈夫と思っても、決して油断してはなりません。

まず先天性とは、簡単に言うと遺伝によるワキガです。
最近では遺伝子研究も進んできていて、ワキガの発症にかかわっている遺伝子も判明しています。
また人種差もあって、欧米人でワキガに悩んでいる人は多いといわれています。
一方日本人はワキガリスクは人種的にはさほど高くありません。
またたとえワキガであったとしても欧米人と比較して、そこまで深刻な症状にはなりにくいです。

先天性の場合思春期に注意

先天性の場合、もともとワキガの原因といわれるアポクリン腺が発達しやすい遺伝子を持っているといわれます。
両親のうち片方だけでも遺伝する可能性は大です。
両方ともワキガであると、子供はほぼ確実にワキガになってしまうと思ったほうがいいです。
もし先天性のワキガであれば、思春期の時に症状が顕著になる可能性が高いです。
思春期の時にアポクリン腺が発達するからです。
ワキガ臭を抑制するような対策をこの段階で講じたほうがいいでしょう。

後天性は生活習慣が関係

後天性でワキガになってしまうのは生活習慣によるものが大きいです。
まずは栄養バランスの偏った食生活を続けている人は危険です。
脂っこい食事ばかり食べている、飲酒や喫煙習慣のある人は注意が必要です。
また運動不足の方も後天性ワキガになってしまう可能性が高いので注意したほうがいいです。
さらに疲れがたまっていると一時的にワキガになる危険性があります。
過労気味と思うのであれば、適度に休息をとるように心がけましょう。

後天性ワキガはレアケース

後天性のワキガもあることはありますが、先天性と比較すると起きる頻度は少ないと思っていいでしょう。
先天性の場合思春期の前後と、発症する時期は決まっています。
一方後天性ワキガの場合、発生時期に決まったパターンはありません。
ある日突然わきの下の臭いが気になるわけです。
もし成長して大人になってからワキガが気になるようになったのであれば、後天性の可能性があります。
その場合には、生活習慣を見直してみましょう。
栄養バランスの取れた食生活を心がけたり、適度に運動したりして健康的な生活を心がけることが大事です。