脂性の人はわきがである可能性があります

皮膚の中には汗腺のほかに皮脂腺というものがあり、この皮脂腺から分泌される皮脂は肌に潤いを与える役割を担っています。
しかし、この皮脂腺が発達している人は皮脂量が増えるため、脂っぽい肌になってしまうのです。
そして、その脂をエサに肌に常駐する細菌が増えます。
わきが独特のニオイは細菌が脂を分解するときに発生すると言われているので、脂性の人はわきのニオイがきつくなる傾向にあるのです。

男性ホルモンが増加すると皮脂線が拡大します

皮脂の量は思春期から20代にかけて増えると言われています。
若い時にニキビで悩まされたという人もいるかと思いますが、その一因が皮脂量なのです。
また、皮脂量が増える原因は気温の高さや男性ホルモンが増加も挙げられます。
男性ホルモンが増加すると、皮脂腺が拡大し皮脂量が増えるというわけです。
また、性ホルモンと汗腺は深い関わりを持っているため、ホルモンバランスを崩すことでアポクリン汗腺を刺激して汗の量が増えます。
そうすると、嫌なニオイを発生させる条件が揃うため、わきがになる可能性が高くなると言えるでしょう。

脂性の特徴を知りましょう

人の肌には様々なタイプがあるため、自分は脂性ではないと思い込んでいても実は脂性だったということもあります。
脂性の特徴は、季節に関係なく肌がベタベタしていることです。
例えば、「脂とり紙が手放せない」「ニキビが大量発生しやすい」「指で触ったとき、ぬるっとした皮脂が付く」などといった人は、脂性であると言えます。
そのほかにも、脂性の人は毛穴が広がりやすい傾向にあるので、汗が増えることも考えられるでしょう。
こうした特徴は体の部位によっても違いますので、わきのニオイが気になる人はティッシュペーパーなどを挟んでチェックしてみてください。

脂性を改善するには

人の体は食べたものでできているので、食事を見直すことで脂性を改善することができます。
脂っぽい食べ物を避けて、女性ホルモンを補う納豆や、中性脂肪を下げる青魚、脂質の代謝を促すナッツ類などを積極的に摂るようにしましょう。
ビタミン不足を感じるようならサプリメントで補給するのもおすすめです。
また、生活習慣を見直すことも大事。
睡眠不足や不規則な生活はホルモンのバランスを崩してしまう恐れがあります。
ストレスも体によくないので、疲れを感じるようならお風呂にゆっくり入るようにしてください。
体の内側と外側からケアすることで、脂性を改善できるでしょう。