なぜ自分で気がつかないの?

わきがは、自分で臭いを気がつきにくいと言われています。
それは、わきがの症状が徐々に進行するからです。
私たちの身体には嗅覚疲労と呼ばれる症状が誰でも起こります。
嗅覚疲労とは、臭いになれてしまう症状です。
わきが以外にも、自分の部屋の臭いは常に嗅いでいるため、その臭いになれてしまいます。
そのため他の部屋の臭いは、敏感に感じてしまうのです。
つまりわきがの臭いが常にあるため自分では気がつかずに、他の人は臭いを察知してしまう状態となります。
特に軽度のわきが症状の場合、起こりやすいと言われています。
他の原因として、嗅覚そのものが減退している可能性もあります。
どんなに臭いが強くても、臭いを感じ取る能力が減退もしくは消失していれば、臭いを上手く感じることができません。
そのため、自身の脇の臭いがわからない状態に陥ります。

わきがを自分でこまめにチェックしましょう

わきがの発見の多くが、第三者からの指摘です。
自分の身の回りに指摘してくれる人がいれば、早期に発見しやすくなります。
しかし親しくなければ、デリケートなため他人のわきがを指摘するのは難しいです。
そのため症状が悪化してから発見するケースがあるため注意しましょう。
悪化させないためにも、自分でわきがかどうかチェックすることが大切です。
チェックする方法として、耳垢をみるやり方があります。
耳はアポクリン腺が存在しています。
エクリン腺はないため耳垢が湿っていれば、アポクリン腺から汗が過剰に分泌されている証拠です。
そのため耳掃除を行う際に、自分の耳垢の状態をチェックするようにしましょう。
他にも服に黄ばみが付着するかどうかも重要です。
アポクリン腺から出る汗を分解するために殺菌が働くことで黄ばみができると言われています。
ただ制汗剤などによっても黄ばみに似た状態になる可能性があるため注意が必要です。
また直接ガーゼなどの臭いを嗅ぐやり方もあります。
1時間程度、脇にガーゼを挟み、その臭いを嗅いでみましょう。
ただし、その前に嗅覚をリセットするためコーヒー豆を嗅ぐようにしてください。
嗅覚をリセットした状態で、ガーゼの臭いを嗅ぐことで、しっかりと判断することができます。

医師の診察を受けましょう

身内にわきがの人がいる場合には、特に注意が必要です。
少しでも臭いが気になる場合には、早めに信頼できる医師に相談しましょう。
専門医にみてもらうことで、適切なケアの方法などアドバイスをもらえることができます。
悩みを抱えすぎずに、誰かに相談するようにしましょう。