わきがの臭いは自分では気づきにくい
わきがの臭いは、本人は知ることなく日々を過ごしていることが多いです。
気づかない状態ではもちろん自分で臭い対策は行いませんし、周囲も本人にわきがであると指摘しづらいでしょう。
その結果、周囲の人はわきがの臭いに耐え続けている可能性もあるのです。
わきがの人が自分自身でにおいに気づきにくいことには、いくつか理由が考えられます。
まず、自分自身の臭いは常について回るため、鼻が慣れてしまっている可能性があります。
そして、わきがは遺伝しやすいことから、家族もわきがである場合は家族も気づかずにそのまま生活しているものです。
そうなると、わきがであることを指摘できるのは一緒に暮らしていない他人となりますが、職場の同僚などあまり親しくない関係性では言いにくい面もあるはずです。
周囲は本人を傷つけまいと黙っていますが、それがさらに周囲への負担になっているケースもあるのです。
友人に頼んでにおいをチェックしてもらう
自分がわきがかどうかを確認してもらうために、気心の知れた友人にチェックしてもらうのも1つの方法です。
信頼できる友人なら下手に取り繕うこともなく、正直に話してくれるでしょう。
また、これまで友人として親しくしてきたのですから、わきがのにおいの確認で関係が壊れることもないといえます。
自分でわきがチェックをしても不安な場合、友人に頼んで臭うかどうか判定してもらいましょう。
もし友人も臭いを感じていたとしたら、その他の周囲の人にも迷惑をかけていた可能性があります。
近年「スメハラ」という言葉が話題に
さまざまなハラスメントが話題になっている近年、「スメハラ」=「スメルハラスメント」という言葉も話題になっています。
スメハラは人が発する臭いが周囲を不快にすることを指し、口臭やタバコ臭など嫌な臭いはもちろん、柔軟剤や香水の匂いもスメハラに含まれることがあるのです。
そんな中、わきがの臭いもスメハラとされ、職場はもちろん満員電車など人が密集する場所でも問題になります。
スメハラへの対応は、社会において配慮すべきものとなりつつあります。
そのため、わきがの臭いを友人にチェックしてもらい、臭うと判定されれば何らかの対策を練るべきでしょう。
臭い対策が効かない場合は病院へ
わきがの臭いは、制汗剤やミョウバン水の塗布などである程度軽減できることがあります。
さらに、わき毛を処理すれば臭いはかなり抑えられるのです。
しかし、それでもやはり臭ってしまう場合には、病院やクリニックでのわきが治療も考慮に入れてみてください。
医師はわきが治療のプロですから、自分に合わせた治療方法を提案してくれるはずです。