耳垢の湿りとわきがの可能性

わきがの方は、よく耳垢が湿っていると言われることが多いです。わきがというのは、主な原因としてアポクリン腺の働きが活発なことが関係しています。耳垢が湿っているということは、それほど体液の分泌も活発で、アポクリン腺の働きも人より激しいということがわかります。アポクリン腺というのは人間の部位の中でも、限られた部位にしかありません。逆に言えば、その限られた部位をしっかり確認することができれば、わきがの可能性があるのかどうかを調べることもできます。耳垢が湿っているというのは、あながち嘘でも何でもなく、アポクリン腺の働きが活発であるという証拠にもなるのです。アポクリン腺が活発に働く場合は、わきがの原因となる匂いの元も発生しやすいということになります。結果的に、耳垢が湿っている人はわきがの可能性が上がるわけです。

耳垢の湿りを確認する方法

耳垢が湿っているとは言っても、どれくらいを基準にすれば良いのでしょうか。この耳垢の湿りを確認する方法としては、綿棒や耳かきを利用するのが良いです。面倒で耳垢を取ってみて、触ってみて濡れていることがわかると耳垢が湿っていると言えます。また、耳かきでも同様で、耳垢を取ってみて濡れているかどうかを確認してみてください。ただ、耳垢が湿っているかどうかに関しては、触ってわかるほどだと、かなりアポクリン腺の働きが活発だと言えます。つまり、湿っていればいるほど、わきがの可能性も高くなってくるのではないでしょうか。

日本人と欧米人の違い

この耳垢に関しては、日本人の多くはサラサラと渇いたものが多いと言われています。そもそも日本人は欧米人に比べて、アポクリン腺の働きが少ないです。欧米人の方が圧倒的にわきがになる可能性は高く、日本人はそこまで多くありません。その違いを知っておくだけでも、意外と気持ちも楽になるのではないでしょうか。日本人の耳垢は渇いていることが多いため、アポクリン腺の働きも鈍い人が多いということです。ただ、日本人の中にも、数割は耳垢が湿っている人もいます。そもそも耳垢が湿っているというのもレベルのようなものがあり、その段階によってアポクリン腺の働きも違ってきます。かなり濡れている場合はわきがの可能性もありますが、少し湿っているだけであれば必ずしもわきがという可能性はありません。

耳垢が湿っていたらどうするべき?

実際に耳垢が湿っていたからと言って、病気になるわけではありません。ただ、人よりもわきがになる可能性は高いので、十分に注意が必要です。自分は気付いていないかもしれませんが、人によっては気になるという方もいるかもしれません。そうなるとやはりコンプレックスになったりすることもあるので、十分に注意が必要となります。どうしても気になるという場合は、しっかりと治療していくことをおすすめします。アポクリン腺に関しては除去することも可能なので、まずは治療できるかどうか医師に相談してみてください。専門の医師であれば、しっかりと対処してくれます。上手に対処できれば、わきがで悩むということはなくなるでしょう。それこそ、相談すればしっかりと対応してくれる医師であれば、かなり信用することができます。カウンセリングで悩みを打ち明けてみて、その上で対処してくれるのかどうか判断してみてはいかがでしょうか。

わきが治療は早めに

わきが治療に関しては、コンプレックスになってから対処しているのでは遅いかもしれません。まずはしっかりと対処して、しっかりと匂いの元を解消していけるようにすることが重要です。そこだけでも、しっかりと考えておけばわきがに悩まされることなどなくなるでしょう。